声に出して文章を作る

「文章を書くのが苦手」という人は多いと思います。わたしも、取材をして発信すること自体は好きですが、その伝達手段の文章を書くことは若いころ、なかなか苦労しました。

そんな私が記事を書く上で座右の銘にしているのが、「音読して違和感のない文章」です。むかし何かの本で読んだのですが、新聞記事を「である調」から「ですます調」に変えると、そのままテレビやラジオのニュース原稿になるんだそうです。つまり、アナウンサーがそのまま音読してしっかり伝わる文章を目指すのが、正しい記事の書き方なんですね。

これを知ってから、記事を書くという作業が格段に楽になりました。後輩に、文章の書き方を指導していると、「これはどういうこと?」と質問すると、きちんと要点をまとめてしゃべります(笑)。「いま、しゃべったことをそのまま活字にすればいいんだよ」ってね。そこから、「てにをは」などを推敲して短くしていけばよいのであって、最初から「文章書くぞ!」という気持ちだと、なかなか筆がすすみません。基本口語なので使っちゃいけない表現も潰せます(例えば、×どこそこにて→○どこそこで)。ふだん、しゃべっていて「にて」なんて、使わないですよね(武士みたいだ)。まずは、書きたいことを声に出してしゃべってみるっていう手法は結構、おすすめです。

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