福袋家族

明けましておめでとうございます。みなさん、年末年始はどのように過ごしましたか?年内に大掃除をしてから、鏡餅やしめ飾りを飾って、おせちを作って、紅白を観て、年越しそばを食べて、お雑煮を食べて、初詣に出かけて、お年玉、年賀状チェックと、昭和の時代は、結構やることがたくさんありました。現代では、年中行事の意義が薄れてきて、ここまでやる家庭は少なくなりました。

個人的に思い出深いのは福袋。なぜかわが実家では福袋購入に執念を燃やしていて、西武と丸井の2手に別れて列に並んでいた記憶があります(たぶん、すぐに事前予約制に変わったと思うけど)。

当時の百貨店の福袋は、中身は完全シークレット。家で家族全員、居間に集まって、商品を一つずつ袋から取り出していくのがひとつのイベントでした。ある年の福袋には絵本でしか見たことのない「鳩時計」と真っ白い「ムートン」が入っていて、社宅住まいのわが家に、鳩時計のさえずりが鳴り響き、くたびれたソファーの背もたれに、高貴なムートンがかぶせられ、違和感たっぷりの空間が出来上がってしまいました。が、そこは昭和の小市民家族、鳩が鳴くまでじーっと時計の前で待っていたり、意味なくムートンの肌ざわりを確かめたりと、何だかんだと楽しんでいたように思います。昔の赤面するような家族の思い出話をつまみにお正月、両親や兄弟と飲む酒は格別です。

関連記事一覧