「その発想はなかったわ」と言われるように

最近お札が新しくなるということで、渋沢栄一にゆかりのある深谷市が印刷番号1桁目のお札をゲットするべく市役所を上げてキャンペーンを行い無事に6番目のお札をゲットして一般公開するなど盛り上がりを見せています。今回新しくなったお札には3Dホログラムや潜像模様、紫外線発光インクなど随所に新技術が使用されていますが高度な新技術のおかげで既存の券売機では使えないという弊害があるよう。ものによっては入れ替えに200万円も掛かるのだとか。

私たちが使用しているPCやソフトも常にアップグレードやバージョンアップがあり、既存のPCでは利用不可となる事もしばしば…。資金が潤沢であれば常に最新の機器やアプリに更新して作業効率など上げたいところですが、そうも言ってられない内情はどこも一緒だと思います。前述した券売機の件では、機器を入れ替えるより、既存の券売機で対応できるように新紙幣は両替で対応するというフローにしたお店もあると聞きます。

こういう与えられた課題に対してひとつの答えだけでなく、臨機応変に対応する日本人らしい考えは、決められた広告枠の中でお客様が伝えたい情報からレイアウトや書体など考える自分の作業とリンクする部分があり、「その発想はなかったわ」と言われるよう機転の効いたデザインを常に心がけています。

制作部 尾形

関連記事一覧