実は日本発祥?ピクトグラム

最近耳にする機会が増えた単語、「ピクトグラム」。どんなものを指す言葉かご存知でしょうか?身近なもので言うと、非常口のサインやトイレの男女を表すマークのように、ひと目で情報が理解できるように単純化された「絵記号」のことをいいます。

現在のようにピクトグラムが広く知られるようになったきっかけは、1964年の東京オリンピックと言われています。当時は今より英語が普及していなかったため、来日した外国の方への案内やコミュニケーション手段として、第一線で活躍する日本人デザイナー達によって考案されました。一目で競技種目や施設が伝わるようにデザインされたピクトグラムは、世界中の人の目にふれ評判となりましたが、開発メンバーは「社会に還元すべき」と著作権を持たなかったため、その後海外へと広まっていきました。

昨今では直感的に情報を伝える手法として、特にWEBの分野で大活躍のピクトグラム。素早く情報を伝えつつ、目をひくアクセントとしても優秀なので、資料作成など普段のお仕事にも取り入れてみてはいかがでしょうか?

緑色の非常口のピクトグラムは、世界的にもっともポピュラーで、「ピクトグラムのお手本」と言われています

制作部 神田

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