親と会える時間、あとどれくらいでしょう?

2013年、新卒で弊社に入社し、遥々と江別市から旭川市にやって参りました。毎日顔を合わせていた親とも急に離れ離れになり、一人暮らしが始まった数日は「これからは自分のことは全て自分で決断していかなければならない」と、学生から社会人になった不安と一人暮らしの寂しさから涙を流していたことを今でも鮮明に覚えています。

ところが入社数日で、その涙はどこへやら。仕事を覚えることで頭がいっぱいになり、がむしゃらに働く毎日を送ります。休日は趣味である写真撮影や旅行、飲み会など、存分に息抜きしながら謳歌する日々。一人暮らしの心地良さにすっかりと慣れ親しみ、気づけばお盆や年末にしか実家に帰らないようになっていました。

しかし、数年前に営業車で流れていたラジオCMのキャッチフレーズに「ハッ」とさせられたのです。それがこちら。『年に1度親の顔を見る。もし、あと親が30年生きるとしても、あと30回しか会えないという事実。親は気づいているのだろうか?』これを耳にしたとき、ドキッとしました。自分はあと何回親に会えるのだろう、もっと実家に帰ろうと心から思いました。

旭川に来た時は22歳だった私も、気づけば30代に突入。姪っ子や甥っ子も生まれ、いまでは親戚の集まりとなれば8人もの子供が参加し、賑やかで楽しい時を過ごしています。私はCMと出合えたからこそ、遠く離れた家族の大切さを再認識できました。数年経っても頭から離れない、心に響くキャッチフレーズ。私もそんなキャッチフレーズを1つでも生み出したいなぁ!

(広告部 宮本)

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