色彩・明度が癒やし効果を左右する?

日常的に目にする「色」や「明度(明るさの度合い)」は、人の心に様々な影響を与える…というのはなんとなく知っていたつもりでしたが、今回はそれを身をもって体感したお話です。昨今ブームのサウナ、わたくしもTVドラマ「サ道」をきっかけにすっかりハマり、今ではサウナのあるお宿めがけてサ活旅をするまでに。そんな中で、とても不思議なサウナに出会いました。

一般的にサウナと言えば、電球色の薄明かりや間接照明がほんのり照らす空間をイメージする方が多いと思います。しかし、そのサウナは入った瞬間、おやっ?と感じる明るさ。室内は蛍光灯のような白い光に照らされており、まるでリビングやオフィスに全裸で立ち入ってしまったような感覚にドキッ。肌の色が妙にはっきり見えて何だか恥ずかしいし、木の床もストーブもどこか味気なくて寂しく感じる…。周囲の常連さん達は当たり前のようにリラックスしているので、ここではこれが普通なのだと心に言い聞かせつつ、暖色系の明かりの時はあんなに癒やされる空間なのに〜と思ってしまう自分がいました。

照明一つでこんなに印象が変わってしまうのかと、思い知らされた体験に、デザインのお仕事においても適材適所な色彩や明度を心がけていきたいと改めて思ったサ活旅でした。

制作部 藤永

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