159食目 羽釜の〇鬼

以前旭川でよく利用していたお店が、美深で営業している事を知った。「羽釜の〇鬼」がそ­のお店だ。美深と言えば名寄よりさらに北。遠くに感じるが無料の高速道路があるので、適度なドライブコースだ。ナビに従い向かっていたが、看板が小さく一度通り過ぎてしまった。ターンして戻り、改めて店舗横の駐車場に停める。暖簾をくぐり店内に入ると、予想よりかなり広い。席へ案内されメニューを見る。定食やラーメンなど多彩なメニューがあるが、ボリュームを求めて唐揚げ定食をチョイス。ご飯の量を聞かれたので、当然大盛りで頼む。この米価格高騰の昨今、追加料金無しで大盛りを選べるのはありがたい。揚げ物は注文を受けてから調理するので、少し時間がかかるそうだ。

待つこと10分、大きなお盆が運ばれてきた。大ぶりな唐揚げが5個、隣の器にはマヨネーズとポン酢が並ぶ。さらに2種の漬物とサラダ、みそ汁の横には大盛りご飯。この配置は見ただけでテンションが上がる。

まずは唐揚げにかぶりつく。揚げたてで口の中を火傷しそうになるが、絶妙な塩味とジューシーさで、おかず力が半端ない。次の1個はマヨやポン酢で味を変えつつ、白米との相性を伺う。どれも旨いが、やはり鶏の風味を存分に味わうには、何もつけないのが自分好みだ。サラダや漬物を間に挟みながら、リズミカルに唐揚げとご飯を口の中へ押し込んでいく。米のおいしさも相まって箸が止まらない。わずか5分でお茶碗が空になり、〆の味噌汁で流し込む。ちょうど腹十分目の満腹感。

揚げ物の旨さが際立つので、次回はトンカツかエビフライか。再訪が楽しみな一店だ。

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