変わるもの、変わらないもの
私の実家のキッチンには、年季の入った包丁から、最近通販で購入したという変わったグリップの包丁まで、さまざまな道具が並んでいます。他にも料理好きな母が集めた新旧さまざまなキッチングッズがあふれ、帰省のたびにそのラインナップをチェックするのが楽しみの一つです。長年愛用されている木べらもあれば、便利さを追求して進化した電動ガジェットもあって、使い手の暮らしや時代の変化に合わせて、道具も少しずつ姿を変えていくのだと、しみじみ感じます。
ライナー紙も、40年以上にわたりフリーペーパーという形を守り続けながら、新しい技術や表現を取り入れ、紙面デザインの進化を続けてきました。制作のデジタル化が進む一方で、読者層や時代の変化に応じ、より見やすく、伝わりやすい表現を模索し続ける姿勢は変わりません。変わるものと変わらないもの、その両方を大切にしながら、私自身もクライアントのニーズに寄り添ったデザインを提案していきたいと思います。
制作部 藤永