105食目 柳〇食堂

めったに訪れることのない、赤平市へ行く仕事が入った。現地でお昼ご飯をと考えSNSで調べていると、赤平市は意外にも大盛りの激戦区であると知る。今回はダブルカツカレーを擁する「柳〇食堂」を訪れることに決めた。

早々と仕事を片付けて、目的のお店へ。11時半前の到着ではあったが、既に車が3台も停まっている。これは急がねばと、小走りで暖簾をくぐる。数名の先客が食べているのは、ワンコインランチのようだ。しかし、500円にしては量が尋常ではない。コスパの魅力に惑わされたが、初志貫徹で1000円のダブルカツカレーを注文した。すると店主から「午後から仕事にならないかもしれませんよ?」と忠告される。そこは怯まずオーダーし、待つこと10分。お盆に載せられたソレはやってきた。

大きなお皿で、とても一人前と思えない。名前の通り、堂々と2枚のカツが中央に鎮座。ルーは既にお盆へこぼれている。持った印象だが、おそらく1・2kgはあるだろう。覚悟を決めて挑んだ。

濃い味でとろみのあるルーが、ライスと絡み、スイスイと胃袋へ流れていく。「カレーは飲み物」とはよく言ったものだ。さらに、ルーをたっぷり絡めたカツは最高のおかず、食べるスピードが加速する。しかしこの重量感は、休んだら負けてしまいそうなので、連続でスプーンを口に運び続ける。限界に近かったが、なんとか完食にこぎつけた。

お支払いの際「ダブルカツカレーを食べ切った人には、裏メニューのダブルカツ丼ってのも作ってあげるよ」と店主。暫く爆食は自重と思っていたが、無理してでも再訪したくなった。

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