名もなき仕事に立ち向かう仲間たちへ
「総務って毎日なにをしているの?」入社して間もない頃に弊社社長の安井が私に言った言葉です。
「え?総務職で採用していただいたのに、その質問ですか?」と内心思って返事に困ったことがありました。中小企業でも総務とは呼ばずとも、事務員と呼ばれるスタッフが在籍している会社は多いはず。むしろ、中小企業だからこそ人事部や広報部などの部署はなく総務や経理、事務職が諸々担っている状況ではないでしょうか。
ところで最近「名もなき家事」という言葉が話題になっています。「やってもやっても終わらない 名もなき家事に 名前をつけたら その多さに 驚いた」というタイトルの本が出版されていますが、筆者は男性で育休中に細かくて見えにくい家事が多いことに気がつき「妻がやってくれていたから家庭が回っていた。もっと敬意を払うべきだった」と語っています。例えば、新型コロナの流行で手洗いやうがい、除菌などが新生活スタイルのひとつとなっていますが、その手洗い石鹸や除菌スプレーの補充はまさに「名もなき家事」です。そんな名もなき家事のように社内には「名もなき仕事」が多数存在しています。誰がやってもいいけれど(誰でもできるけれど)みんなが「誰かがやるだろう」と思うような小さなこと。お客様が快適に打ち合わせできるように、社員が働きやすい環境になるように、日々通常業務の合間に名もなき仕事に心を寄せているのが総務部の仕事の一つです。
でも、言わせてください。私たち総務部は社員のお母さんじゃありませんよー!トイレットペーパーの補充くらい自分でやってくださいねー!そして全世界の総務・経理・事務職の皆さん、感謝されることの少ない名もなき仕事を追求し、2021年も疲弊しない程度に頑張りましょうね!
総務部 夏井坂