まだ人間でいたーい!

今回は、珍しくお蔵入りになった記事のお話から。最近静かな盛り上がりを見せている旭川4条駅周辺で、週末だけオープンするカレー屋のご主人への取材です。

彼は若くして渡米しましたが、大好きなお酒が元で、何度もトラブルやピンチに遭遇。ところがあるとき出会った金髪美女に聖書の言葉を贈られたことをきっかけに、本人いわく「下心から♡」クリスチャンになったそう(それでお酒をきっぱりやめたというからすごい!)。穏やかで温かな言葉選びと佇まいが人を惹き付けるのか、高架下で開く店には個性的な仲間が集い、一見カオスのような不思議なコミュニティを作り上げています。

このお話は本紙で紹介させていただく予定だったのですが、諸事情でボツになりました(涙)。でも取材では、彼の波瀾万丈な半生を聞かせてもらえました。ときおり、こんなふうにその人の真実とか哲学を伝えてくれる人がいて、平坦に生きてきた頭の硬い私ですが、そうしたお話を聞かせてもらうことで、月並みですが色んな生き方や考え方があっていいんだ〜って少し力が抜ける気持ち。最近、年齢とかホルモンとか酒の影響で、リアルでも視界が狭まっているから…(笑)。みなさんのお話を聞いて、少しでも人間力をキープしていきたいのです。

広告部 魚家

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