118食目 とんかつ富〇
千歳へ人を送り届けた帰り道、岩見沢で空腹が限界を迎える。肉をおかずに、がっつり白米を掻き込みたい気分。そんな内容で検索をしていると、分厚いトンカツのお店がヒットした。それが今回の「とんかつ富〇」だ。
19時過ぎに到着したが、パーキングの空きは1台のみ。急ぎ暖簾をくぐると、なんとか最後の空席に座ることができた。メニューは揚げ物がメインで、とにかく種類が多い。ヒレやロースだけではなく、黒豚等も選択できる。初見の店は、出来る限りノーマルのとんかつ定食を選ぶのが流儀。これでコスパを見極め、別メニューでのリピートを検討するのだ。
注文を済ませ辺りを見回す。周囲は、ヒレカツや特選ロースなどが多い。女性にはミックスフライやエビフライが人気の様子だ。混んでいる割に、7分程度で料理が運ばれてきた。お盆は普通サイズだが、カツを倒してみてびっくり。2cm以上の厚さで、脂がキラキラ輝いている。一口齧ると、柔らかい豚肉から上品な脂があふれ出す。思わずご飯を掻き込むと、最高のマッチング。肉本来の旨味が凝縮されていて、ソースが要らないくらいだ。味変で胡麻をすり、ソースと和えて軽くつける。これまた素材の味を引き立てる。レモンやからしも試していると、2切れでご飯が空になった。
しかたなく大ライスを追加注文。今度は慎重にいただく。最後は端の脂身が多い場所を、塩一振りで頬張り、完璧なフィニッシュ。この瞬間、日本中で最も価値のある1500円の使い方をしたのが自分だった、と言えるほどの満足感。次回はジャンボロースか特選黒豚とんかつでリピート決定だ。