炎上してからが勝負?

大勢の人々が目にする場で過激な行為や発言を行い、非難と注目を集めることで自分の認知を広める手法「炎上商法」。「炎上」というと決して良い言葉には受け取れませんよね。周囲から非難を浴びてまで注目を集めることに本当に価値があるのか?そう思う人も多いでしょう。

しかし、世の中には炎上商法によって人気を集めたり結果的に評価される人が沢山いるのです。過激な発言と行為で世間を賑わす芸能人やユーチューバー。社会から非難を浴びて「炎上」したのにも関わらず、ふと気が付けば表舞台の最前線へと舞い戻っている…いますよねそういう凄い人。なんなら、炎上する前よりも遥かに人気者になって、周囲も手のひらを返して絶賛。いつしか良識人として報道番組のコメンテーターなんかやっちゃりして。やり方はともかく、かつて敵だった世間さえも味方にしてしまうその姿は、まるで少年漫画の主人公です。

私が愛するお笑い芸人の「江頭2時50分」さんもきっとその一人かもしれません。ひと昔前は、笑いのためなら手段を選ばず、地上波ギリギリのパフォーマンスで脚光と非難を浴びる方(時には逮捕されたり)でした。しかし、次第に江頭さんが随所に見せる “正直で心優しい”一面に多くの人が気が付きました。そして「このひとヤバい人だ」→「あれ?この人…本当は良いの人じゃないか?」というイメージの変化によって、今ではすっかり幅広い世代に支持される好感度◎芸人に。大学で講演会も開いているほどです。意図していたかどうかはさておき、結果的には見事な炎上商法です。炎上で終わるのではありません、最後に「本当は良い人だったんだ」までもっていくこと、これが真の炎上商法。

最初に非難を浴びるからこそ、認められる事があるのです。そうです。周囲からめちゃくちゃ嫌われた時こそ、とんでもないチャンスが待っているはずです。

広告部 藤原

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