131食目 食事処〇

以前からネットで話題になっていたが、勇気が無くて行けなかったお店に突撃した。深川市にある「食事処〇」がそのお店だ。一際目立つ真紅の建物。たくさんの幟もはためいている為、迷わず到着することができた。昼時だったので、駐車場は満車状態。タイミング良く1台出たので、すぐに停められたのは奇跡的幸運だ。

暖簾をくぐり、少し待った後に席へ。周りを見ると年配のご夫婦から、いかにもガテン系のお兄さん達で、席が埋め尽くされている。事前に情報を得ていた為、メニューはサラッと見る程度。このお店は天丼が目玉なので、サラダ・味噌汁・漬物・冷奴が付いたCセットで注文した。初見の感動を味わうため、周りの注文品は見ないよう、スマホに目線を落とす。待つこと5分、ゆっくりと巨大なタワーが運ばれてきた。椀から聳え立つ春菊の天ぷらが圧巻、30センチは下らない高さだ。その周りには2本のエビ・白身魚・人参・ナス・イカ等、様々な天ぷらが寄り添っている。天つゆは自分でかけるスタイルで、丼を回しながら少しずつと指示された。たっぷりのつゆを纏わせ、いざ実食。衣が少し固めの印象だが、歯応えがあって自分好み。食べ続けている内に、つゆが染みてサクフワへと変わっていくのも楽しい。ご飯の量はそれほど極端ではない為、丁度よく胃袋の中へ納まっていく。油に負けそうになったら、冷奴やサラダで口をリセットする。最後は残していたエビと、つゆだくのごはんを掻き込んでフィニッシュ。油で艶やかになった唇を拭き、満腹の余韻を味わう。メニューが多彩で価格もお手頃なので、ぜひ他の丼も味わってみたい。

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