数字にまつわるエトセトラ 48.4「それぞれの、おもてなし」

ついにやってくるオリンピックイヤー。日本を訪れる人々に各自治体や企業は実際どんなおもてなしができるのか、気になるところです。

かゆいところに手が届く配慮であったり、心に残るちょっとしたサプライズであったり、おもてなしの定義は広いと思いますが、親しみやすい内容でいえば、ラーメン白樺山荘のゆで卵や狸小路の居酒屋瑠久(るっく)のお通しなど、わかりやすいサービスがやっぱり印象的で会話の種になりやすい。帰りにバナナをくれたり、冬はカイロをくれるお店もありますね。少し変わったおもてなし?で私が思い出すのが、ある眼科で手術をした際、BGMが安室奈美恵でした。いつもこれを流しているの?と看護師さんに聞くと「患者さんの世代に合わせて選んでいるのよ」とにやり。なんて粋なおもてなしなんだ!もう一気にこの病院が好きになりました(私はアラフォー)。

我々の仕事におけるおもてなしとは、読者にやさしく役立つ情報を発信し、広告主の期待に応えること。さらに広告主が繁盛するためのお手伝いをしたい…。そのためには広告主に似合うおもてなしアイデアだって提案したり、さらに現おもてなしのダメだしまでをもできちゃうような、固い信頼関係を築いていけたら幸いでございます。

紙面では読者の高齢化が進んでいます。去年の読者プレゼントの応募者平均年齢は48・4歳(2018年12月贈り物SP)。これが現実です。文字は大きめに、いっそう読者にやさしい紙面づくりを意識していかねばなりません。

(広告部谷口)

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