110食目 ラ・〇ルタ
上富良野町に向かう道中、朝食を食べ損ねたせいで、とにかくお腹が空いてきた。がっちりした食材を思い切り噛みしめたい気分。そこで思い出したのが、国道237号周辺には、おいしいパン屋さんがたくさんあるということ。検索すると、巨大なパンにたっぷりの具材が入った「オープンサンド」なるものを発見。すぐに国道を逸れて向かったのが、美馬牛にある「ラ・〇ルタ」だ。
11時半の到着だったが、既に車が2台。札幌ナンバーのレンタカーと、室蘭ナンバーのワゴン車とは、有名店ならではの光景だ。店内に入ると、山小屋のようなワイルドな造りに圧倒される。
予定通りハンバーグオープンサンドを注文し、景色を見たり写真を撮ったり、優雅な時を楽しむ。暫くすると、耳のついた〇ッキーのような形の大きなパンが運ばれてきた。片耳だけでも、それなりの大きさ。顔面の蓋をずらすと、たっぷりのチーズで覆われたハンバーグがお目見え。まずは中の具材を探ってみる。ハンバーグの下には、色々な野菜がギュッと詰まっている。チーズとハンバーグ、野菜を混ぜながら掬い上げ、右耳に載せてかぶりつく。芳ばしいパンの噛み応えと、とろけたチーズが相まって、最高のご馳走だ。 同じように左耳を平らげて、次は顔にナイフを入れる。ここは野菜のソースが染みていて、耳とは違った味わい。こちらも旨い。しかし米とは違って咀嚼にパワーが要るため、12分ほどかかってようやく完食。この味と満腹感で500円とは申し訳ないほどだ。会計を済ませ、程良い顎の疲労感と共に店を出た。次回は他のお客さんが食べていた、具沢山のカレーをぜひ食してみたい。