117食目 大〇原の小さ〇家

用事で十勝を訪れた帰り道、昼食の話になった。近辺を検索していると「田舎料理バイキング」という文字が目に留まる。名だたる十勝グルメの数々も捨てがたいが、どうにも食欲を刺激する響きに釣られ、行先を決定。人気のお店という事で、空き状況を電話確認。運良く空席有りとの返事に、一路鹿追町を目指した。そして辿り着いたのが「大〇原の小さ〇家」だ。

少し早く到着したので、周囲を散策。同名のドラマを思わせる広い敷地に、いくつかの宿泊用コテージが並び、奥には数頭の馬がのんびりと草を食んでいる。まさしく名に相応しい、素朴な佇まいだ。レストランの隣にはショップが併設され、スイーツを楽しむことができる。土産を物色していると、予約の時間となった。

広々としたログハウス調の店内。ソーシャルディスタンスが確保され、手袋着用での取り分け等、感染対策も十分だ。席に通され、簡単な説明を受けたらお待ちかね、お盆を片手に大量の料理をよそいに行く。田舎料理を謳うだけあり、ヒジキご飯や豆腐田楽、煮物などの和食から、マリネ、オムレツ、カツなどの洋食まで幅広いメニューが揃っている。味わいはどれも絶品。カツはサクサク、煮物は味がよく染みている。豆腐田楽は甘めの味噌が堪らない。名物のカレーもコクがあって専門店級だ。

そして特筆すべきは、ドリンクで提供されている地元の牛乳。旨味と爽やかな飲みごたえは、そこらではお目に掛かれない逸品だ。3周ほどおかわりに回って、たっぷり堪能。これで大人1650円はコスパ満点の良心価格。十勝に行く際は、ぜひお奨めしたい。

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