141食目 餃子茶屋〇空

札幌から小樽に向かう途中、石狩通りを走り、銭函に入ってすぐの右手にその店はある。TVやSNSで話題の餃子店「餃子茶屋〇空」だ。よく通る道で興味津々だったが、いつも行列で断念していた。しかし今回、15時頃だったことも功を奏し、人の列は疎ら。急いで車を駐車し、初めて店内へ踏み入った。

中に入ると古民家を改築した風情のある内装。テーブル席では上品そうな年配の女性が、ケーキやお茶を楽しんでいる。御座敷席についてメニューを見る。迷わず噂の「ジャンボ餃子定食」950円を選択。ごはんを大盛りにするか迷ったが、一般的な茶碗より大きめと書かれていたので、そのまま注文した。

待つこと10分、大きな木製のお盆が運ばれてきた。皿の上には、一般的な店の3倍はあろうかという大きさの餃子が5つ。ごはんも記載通り、かなりのボリューム感だ。みそ汁と漬物も載っている。早速、醤油・酢・辣油でタレを作り、餃子にたっぷりと付けて齧り付く。もちもちとした手作りの皮が、噛んだ瞬間もう旨い。中の具もみっしりと詰まっており、ジューシーさも半端ない。ニンニクが少なめなのにパンチの効いた味付けは、他に類を見ない味わいだ。これはごはんの消費を加速させる。合間に付け合わせを挟みながら、餃子をごはんにワンバンで掻き込むルーティーン。至福の時間だ。道中ごはんが枯渇するか心配になったが、最高のバランスで食べきることができた。

シューマイや水餃子、当日売り切れになっていたチャーハンなど、気になるメニューがとにかく多い。また通りかかった際に空いていれば、是が非でも立ち寄りたい一店だ。

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