まとわりつく憂鬱を払うきっかけに
突然ですが、クォーターライフ・クライシスという言葉を知っていますか?人生の4分の1が過ぎた20代後半から30代にかけて訪れる、幸福感が低迷する時期のことだそうです。同年代の他人と自分とを比較して焦燥に駆られ、人生について思い悩む人が多いのだとか。
かくいう私も27歳。たしかに周りの友達は結婚したり仕事では店長になったりと人生の転機を迎えているようで、毎日ゲームかYouTubeの私とはなんだかようすが違うぞ…?と感じています。
まさにそのクライシスに陥っているのか、なかなか収束しないコロナ禍の影響なのか、2021年は憂鬱感の抜けない一年でした。どんよりとした気分は結局年末まで引きずり、休日はもっぱら引きこもって過ごしていましたが、大晦日、家族に連れられるまま温泉へ。車で1時間ほどの近場ではありましたが久しぶりに非日常を味わい、モヤモヤが少し晴れたような気がしました。淡々と日常をこなしていくのは簡単なようで難しい。何が解決するわけでもないけれど、気分転換って大事なんだなと実感しました。
少しずつお出かけが身近になってきたかと思えば新たな変異株の出現で自粛ムードに逆戻りの繰り返しにうんざりしてしまいますが、また状況が落ち着いたら、おいしいご飯にすてきな宿、溜まった疲れを癒すマッサージなど、ちょっとした非日常を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ライナーでは情報発信で、退屈な誰かの日々を彩るお手伝いができるかもしれません。昨年は無気力に抗わず怠惰に過ごしてしまいましたが、「ライナー紙面を通して誰かに楽しみを届けること」を目標に、2022年は一歩前進できたらと思います。
ちなみに中年期にはミドルエイジ・クライシスがあるそうです。人生クライシスばっかりですね。ささやかでもたまの贅沢で自分を労わりながら乗り越えていきましょう。
広告部 餌取