おかね落とそう

先日の海の日に、せたな町から生うにが届きました。ふるさと納税の返礼品です。

せたな町は日本海に面した北海道・檜山管内のまち。故郷の函館に近く、幼い頃は熊石町(平成の市町村合併で八雲町に。せたなの隣)へ毎年家族でキャンプに出掛けて、海岸で売っている(本当は岩場で獲ったりもしたけれど)うにを食べる。これが定番の夏の過ごし方でした。トゲトゲを石で砕き割り、打ち寄せる波で中身を洗って、ポイと口に放り込む。器用に食べる姉に憧れて、泣きながらマネしたな~。そんな思い出を話しながら、ことしの夏は自宅で、炊きたての白飯にこれでもか!とたっぷり載せていただきました。なにせ6箱も届いたもんだから…最高でした。

なんとか経済をまわそうと、自治体のさまざまなキャンペーンが飛び交う中、私もどこか遠くへ出掛けたいなと思っていたけれど、道内179のまちを今こそちゃんと覚えるのもいいかもしれない。白老町にできたアイヌ文化施設・ウポポイにも行ってみたいし、まつりは中止でも各地の秋の味覚はきっといつも通りにわんさか獲れる。そういえば、最近まで初山別がどこにあるかわからず、商談でも笑われてしまったし!「まちを再発見」なんて、ふだんは絶対に使いたくない古くさい言い回しを、あらためてじんわり思い描いた連休でした。
広告部 谷口

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