115食目 海の家「〇帆」
連続する猛暑日に耐え切れず、海水浴へ出かけた。と、暑さのせいにしたが、記録をみるとここ20年、最低年に一度は海水浴にでかけていた。要は、海が好きなのだ。しかし今夏は留萌以北の海水浴場が全て自粛中。そこで、一度しか行ったことのない、オホーツクの沙留海水浴場を目指すことにした。ここは使い勝手の良い海の家があるので、BBQの準備をせず、気軽な格好で出かけた。
約2時間半走り午前10時に到着、まだ先客は1台の車しかいない。ここの海水浴場は岩場で海藻が多く、少し上級者向け。その分空いている上に、海の透明度はかなりのものだ。今回は軽い装備で、スクリーンテントと椅子だけ持参。設置で汗だくになった頃、遊泳OKの旗が掲げられたので、すぐに海へと飛び込んだ。ひとしきり海中の景色を満喫し、待望の海の家「〇帆」へ入店する。
この熱気の中、やはりビールは欠かせない。ツレに帰路の運転を懇願し、中ジョッキを注文した。つまみ兼ブランチに、カツカレーとタコザンギ、みそおでんを何種か頼む。女性3人のスタッフは手慣れたもので、続々と料理が運ばれてくる。海の家と侮るなかれ、どれもかなりのクオリティ。タコザンギは大振りで風味が強く、歯応え抜群の一品だ。カツカレーも食べ応えのあるボリュームで、肉もしっかりしている。合間に挟むみそおでんの甘いタレで、満腹中枢は完全に崩壊。加えてこの青空と水平線のロケーション。ついついお酒のおかわりが進み、完全に出来上がってしまった。
泳がなくとも、ちょっと立ち寄りで楽しめる、風情溢れる海の家。季節限定だが、ぜひ訪れてみてほしい。