125食目　レストハウスと〇ろ

オホーツク海に海のサクラを求めて向かう道中、沢山の車が停まり賑わっている店を発見し立ち寄った。国道２３８号沿いにある「レストハウスと〇ろ」がそのお店だ。駐車場に入ってからスマホでネット検索。すると生ホタテが旨いと評判の店だと分かり、すぐに入店する。テーブル席に案内され店内を見回すと、お奨めメニューが貼られている。調べた通り、ホタテを使ったメニューが盛り沢山だ。素材をしっかり味わいたいので、生ほたて丼を注文した。すると白飯か酢飯か聞かれ、酢飯をチョイス。これが選べるのは、地味に嬉しい。

カウンターでは職人さんが寿司を握っていて、和食店の雰囲気も垣間見える。周囲のお客さんは、ホタテラーメンやちらし寿司など、バラエティに富んでいる。そうこうしていると、キラキラした貝柱が敷き詰められた、眩いばかりの丼が運ばれてきた。

付け合わせは味噌汁に沢庵と、とてもシンプル。ホタテの上から醤油を回しかけ、ワサビを少しつけて食す。噛めば噛むほど甘味が口の中に広がり、酢飯との相性も抜群だ。いったい何個分の貝柱なのだろう。まだまだ奥に重なっている。刺身だけで味わったり、酢飯と一緒に頬張ったり、至福の時間が続く。味噌汁を啜ると、出汁が利いて深みがある。最後の一切れまで飽きずに楽しめる、職人技が光るお店だった。

とにかくメニューが豊富な上に、贅沢にホタテを使ったラーメンやカレーもある。再訪時は、ホタテフライカレーと心に決めて店を出た。

その後のサクラマスとの格闘は、惨敗と残念な結果に。「最高の生ホタテを味わえたので」と自分に言い聞かせ、帰路に着いた。