この先どこまで上がるのか??? 最低賃金

令和6年10月1日より、全国的に最低賃金額が改定となります。各メディアでも、厚生労働省中央最低賃金審議会による「過去最大となる50円を目安に引き上げるよう答申」というニュースが話題となりましたが、わたしたちが暮らす北海道でも、引き上げ率は過去最高の5.2%となっており、10月1日からの改定額は、1010円で、これまでの960円から50円プラスとなります。日々、求人広告を制作している立場から申し上げるなら、いよいよ大台に乗ったな…というのが率直な感想ですが、今回の改定にあたり、過去20年間の推移を遡ってみたところ、十年一昔とはよくいったもので、金額の違いにあらためて驚かされた次第です。

まずわりと最近の5年前の2019年(令和元年)、記憶に新しいところでは、861円でした。かろうじて憶えている10年前の2014年(平成26年)は748円。わたしが子育てから社会復帰した頃(唐突に自分語り)の15年前、2009年(平成26年)は、678円。出産直後の20年前、2004年(平成16年度)は、というと…その額なんと638円(色んな意味で当時の記憶はありません)。現在と比較して372円も違うのです!これにはちょっとした衝撃を受けました…この20年でここまで変わったのか…と。今から来年の引き上げや今後の推移が気になるところですが、これは働く側はもちろんのこと、雇用する側の企業、特に中小企業にとっても大きな問題となる、という印象も拭えません。厚生労働省では賃金引き上げに際し特設ページを開設、引き上げに向けた取り組み事例や、地域・業種・職種ごとの平均的な賃金検索、そして政府の助成金や施策といった、様々なお役立ち情報を紹介しています。何かと慌ただしい季節ではあるかと思いますが、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

広告部 吉井

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