97食目 老舗焼肉店「百〇里」
大好きなお笑い芸人が来ると聞きつけ、名寄のイベント「雪質日本一フェスティバル」へ向かった。ラーメンつけ麺のツカミで登場したステージは、とにかくおもしろい。クイズに答え、限定5名のサイン色紙までゲットし、最高の気分だ。この時間この場所に居るならば、一度行ってみたかった美深の老舗焼肉店「百〇里」がうってつけ。以前、転勤族の知り合いに教わった店で、やたらに1人前の量が多いという。名寄から20km程度の距離は、無料の高速ですぐに到着できた。
美深駅前はひっそりとしているが、この店からはモクモクと良い香りと煙が漂っている。事前情報がなければ入店に勇気が必要なほど、昭和風情が色濃い建物だ。暖簾をくぐると、煙の先に懐かしい雰囲気の内装。小上がりに案内され、メニューを眺める。七輪を持ってきた女性店員さんに「まずホルモンでいい?」と聞かれ肯く。この店はこういったシステムなのだろう。待っている間に他の肉も検討する。しかしその直後、驚愕の光景を目にする。
直径25cmほどの皿に、表面張力ギリギリで均衡を保ったような、大量のホルモンが運ばれてきた。普通の焼肉店ならば、4人前と言われても納得の量だが、これが2人前らしい。注文を考えていた、マトンレッグやレバーは却下。牛サガリ1人前とライスだけ追加した。結果、サガリも尋常ではない量がくる。ライスには旨い味噌汁と漬物も付いてきて、2人とも超満腹になった。しかし、連れの生ビール2杯を含めても、会計は3250円。なんか客単価が低くて申し訳ない。今度は色々な肉も食べられるよう、人数を揃えて訪れたい。