読者の力もお借りして、いつかはなりたいデキる女
テレビドラマが好きです。特に、アラサー女性が恋に仕事に全力!なストーリーが大好物。力強く困難を乗り越えていくキャリアウーマンに憧れます。しかし、私自身の仕事ぶりは呑気なもので(先輩方お目溢し下さい)、『わたし、定時で帰ります。』なんてドラマがありましたが、そのタイトルを地で行く退勤っぷりです(ちなみにドラマの主人公は効率的に仕事をこなすデキる女で、私とは別物です…)。
そんな私が、少しだけ心を入れ替えたのが昨年末。初めて特集記事の編集をしたことがきっかけです。力試しのつもりで意気揚々と挑みましたが、結果は惨敗…。編集担当とは名ばかりで、実際は先輩におんぶにだっこ。文章もデザインも分からないことだらけでしたが、何よりダメだったのが、担当デザイナーとの連携。私の未熟さゆえ、デザインがなかなか固まりません。何回も直しが入り罪悪感を覚えますが、「読者に届くものだから、心を鬼にして納得できるものを作るんだよ」と先輩。時にぶつからざるを得ないときもあります。事なかれ主義の私には高すぎる壁でした。
こうした激動の日々(当社比)が過ぎ、再び呑気に過ごしていた頃、読者アンケートの中に見つけた「特集よかったです」のひとこと。自分が携わったものが確かに誰かに届いているというのは想像以上に嬉しいもので、改めて「末長く愛される紙面づくりができるようになりたい」と思わせてくれました。
読者アンケートは紙面づくりのヒントの山。紙面に込めた思いが皆さんに届くように、皆さんの声も確かに私たちに届いています。「こんな特集やって!」のご意見をいただけたら、バリバリのキャリアウーマンに成長した未来の私が、きっと実現してみせます(いつになるやら)。
広告部 餌取