91食目 中国料理○峰飯店

道祖神の招きにあひて…と言うと大袈裟だが「また食べにおいで」と呼ばれているような気になる店がある。今回紹介する「中国料理○峰飯店」がその呼び声の主である。数ヶ月に1度、ここの中華料理を体が欲してしまうのだ。  電話で予約を入れて、深川に車を走らせる。消防署のほど近く、赤い柱に金色の龍が巻き付いた、いかにもな門構えだ。中に入ると、1mは超えようかという立派なフカヒレが出迎えてくれる。11時15分、早めに着いたにも関わらず、店内はかなり混雑気味。確実に座ろうと思えば、やはり予約は欠かせない。

すぐに席へと案内される。ずらりと並んだ定食メニューに目移りするが、今回はマーボー茄子定食と決めていた。定食だけでも十分な量だが、隣席の餃子が旨そうで我慢できず、それも1人前注文した。セルフサービスのジャスミン茶を飲みながら待つことしばし。お待ちかねの料理が運ばれてきた。まずは茄子を白米に乗せ、一緒に頬張る。しっかりした肉味噌の味。しっとりと揚げられた茄子が、カリッとした衣を纏っており、絶妙の味わいだ。焼き餃子にも箸を伸ばす。通常よりも大ぶりで、もちもちとした厚い皮から、たっぷりの肉汁が飛び出てくる。米に汁を吸わせながら頬張ると、どっしりと安定感のある美味しさに、思わず満足のため息が漏れる。スープやサラダを挟みながら食べ進めると、あっという間に残りもわずか。少々の名残惜しさを感じながらも、最後の一切れを腹に収めた。

終わってみれば大満足。デザートの杏仁豆腐も食べたいが、さすがにお腹に余白はない。次回の楽しみにとっておくことにする。

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