138食目 五丈〇

4年に1度開催される、池田町出身のビッグアーティストの公演を見に行った。「10001回目には何かかわるかも」の言葉に勇気づけられドームを後に。興奮冷めやらぬまま「すすきの」へ繰り出した。2件ほど飲んだ後、〆ラーメンで訪れたのが今回の「五丈〇」だ。

暖簾をくぐると券売機があり、その先は純粋にカウンター席のみ。一番人気のメニューは「とんしお」であることは事前に調べてある。満腹中枢が壊れていたので、麺を大盛にし、チャーシューおにぎりも頼んだ。

待ちながら今日のセトリについて語っていると、カウンター越しに巨大な三角柱が載った皿を渡された。おにぎりは写真の見た目よりかなりデカい。チャーシューがゴロゴロ鏤められた米の塊に、食欲をそそられる。間髪入れず大ぶりな丼が到着、こちらも圧巻の盛り具合だ。

まずは白濁した豚骨スープを一口。見た目よりもあっさり系で、久々に完飲してしまいそうな旨さ。中細のちぢれ麺との相性も抜群だ。柔らかなバラチャーシューは口の中で溶け、芳醇な脂の甘味が広がる。極太メンマは濃いめの味付で、白米のおかずにも、ビールのお供にもなりそうだ。合間におにぎりを頬張る。汁を米に吸われ、適度な歯応えになったチャーシューが絶妙すぎる。最強のおにぎりだ。次はスープにニンニクを投入し味変。さっきまでのあっさりに適度なパンチが加わり、箸が止まらない旨さに。大盛りにした麺と巨大なおにぎりは、異常なほど短時間で胃袋に収まった。

同店には「ますらお」という二郎系や、背脂が有名な「燕三条」のメニューも存在する。近いタイミングで再訪必至の一店だ。

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