144食目 小樽ミルク・〇ラント

昨年の秋頃、札幌に行ったついでに、小樽へと足を延ばした。ここには巨大なソフトクリームで名をはせた「小樽ミルク・〇ラント」がある。一度、真相を確かめたいと思っていたが、ようやくチャンスが巡ってきた。例年より暖かいと言われていたが、寒風の吹く晩秋。それほど混んではいないだろうと高を括っていたが、お店の裏側にある駐車場はほぼ満車状態。急いで車を停めて店舗へ向かう。入口に味と大きさが書かれたメニューの看板が、デカデカと設置されている。サイズはレギュラーからNYジャンボまで4段階。フレーバーはかなりの種類や組み合わせがある。さらに「カラスに注意!ソフトクリームを持っている人を襲います」という注意書きも目を引いた。

お店に入るとお洒落な喫茶店風の佇まい。今回はチョコマーブルをチョイス、サイズは迷う事無くNYジャンボと告げた。店員さんがクルっと向きを変えて、ソフトの巻きを重ね始めた。そして振り向いた瞬間、あまりのデカさに笑ってしまった。ゆうに高さ25cmはあり、太さも相当なものだ。手渡された時の重量感も半端ない。カラスが怖いので、店内の席でいざ実食。濃厚な風味で、コクと甘さの深みが高級感を漂わせる。かぶりつく感じで胃袋へと流し込んでいく。食べ続けていると、マーブルにして正解と気付く。かなりクリームが多いので、部位ごとに味を変えられるのがいい。約10分後、コーンの中にもぎっしり詰まっていた分も完食。身体が冷えてちょっとだけ震えたが、寒い日のソフトはなぜか気持ちが良い。全ての味を制覇してみたいが、いつになるのか、想像すらつかない。

関連記事一覧